ジョンストン島 (Johnston Atoll)
ハワイ諸島のオアフ島からは西に約1500km、ミッドウェー島からは南に約1000kmの位置にある. ジョンストン島とほかに3つの小島を含む. 淡水の確保ができない上に、他の島からも距離が離れていることもあり、かつて行われていたグアノの採掘以外の産業は無い.
先住民はおらず、かつてはハワイ王国とアメリカが領有を主張していたが、ハワイ王国がアメリカに強制合併させられたためにアメリカ領となった.
1930年代以降はアメリカ軍の貯蔵庫や空港、港湾施設が置かれ、軍人や軍属を中心に数百から1,000人程度の居住者がおり、ホノルルなどからのコンチネンタル航空の定期便も就航していた.
2004年にアメリカ軍が撤収して以降は各施設は閉鎖され、現在は滑走路跡地やその他の施設の跡地が残るものの、無人島となっている.
現在島への立ち入りは禁止されているが、国立野生生物保護区となっているために、魚類や鳥類などの研究者がアメリカ合衆国魚類野生生物局とアメリカ軍の許可を受けた上で定期的に上陸している.
地図 - ジョンストン島 (Johnston Atoll)
地図
国 - 合衆国領有小離島
インターネット国名コードトップレベルドメイン (ccTLD) としても“.um”が割り当てられていたが、使用者がいないことを理由に2008年に事実上廃止された.